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中村寛史 写真展「中史」@LVDB BOOKS

写真家・中村寛史による写真展「中史」が開催中。「中史」は作家のあだ名から考案された造語で、中村の視点がとらえた大文字でも小文字でもない歴史、中腰で撮られた歴史という意味が含まれているとか。これまでに撮りためた作品が、築100年近くの長屋を改装した『LVDB BOOKS』にインスタレーション的に展開されていて、その空間ごと堪能できそう。
会期:2022年1月7日(金)〜2月14日(月)
会場:LVDB BOOKS(大阪市東住吉区田辺3-9-11)
時間:13:00〜19:00(火水木休み)
A SPELL TOO FAR @gallery commune

NY在住のアーティストLina Sun Parkと写真家David Brandon Geetingによる展示が幡ヶ谷の『gallery commune』で開催中! このコラボレーション作品は、彼らが“超越的アート&クラフト”と言うように奇妙で夢のような世界が展開されている。上海の出版レーベル兼スタジオからリリースされた作品集『A Spell Too Far』も合わせて鑑賞したい。
会期:2022年 1月22日(土)〜2月13日(日)・木曜定休
会場:gallery commune 東京都渋谷区西原1-18-7
時間:平日14:00〜20:00、土日祝13:00 〜 18:00
黒川隆介NFT作品展@メタバースギャラリー
詩人・黒川隆介さんによる初NFT作品の発売を記念したメタバース作品展が開催中。展示はオンラインで今すぐ鑑賞できる。
会期:2022年2月3日(木)10:00〜2月28日(月)23:59
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『ギャング・オブ・アメリカ』エイタン・ロックアウェイ(監)を観る。

マイヤー・ランスキーを知っているだろうか。殺し屋集団「マーダー・インク」を率い、禁酒法時代から半世紀にわたりアメリカの暗黒街に君臨してきた、実在のギャングスタだ。本作は作家のストーンによるランスキーへのインタビューをとおして(「俺が生きているうちは誰にも読ませるな」という条件つき)、その血塗られた生涯が明かされるという構造なのだが、ハーヴェイ・カイテル演じる年老いたランスキーが、もう姿から声まで激渋でヤバい。監督の父はランスキーにインタビューした経験があり、ストーンは彼がモデルになっているという。こんな人にインタビューするなんてどんだけ怖いもの知らずなんだ……。2月4日より公開。
『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』を読む。

ジョン・ウォーターズ(著)、柳下毅一郎(訳)
キング・オブ・バッドテイストこと映画監督のジョン·ウォーターズは、66歳にしてアメリカ横断ヒッチハイク旅行を決意。本書はその予行演習として書き上げたという、想像しうる最良ヴァージョン&最悪ヴァージョンを描いた2編のフィクションと、実際の旅路を綴ったノンフィクションで構成される。いやー、アメリカでヒッチハイクなんてするもんじゃないね。国書刊行会/¥2,860