18:30~宇多丸映画評:「ドント・ルック・アップ」
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メゾンブランド〈グッチ〉の名を聞いたことがないという人はいないだろう。だがしかし、その3代目社長マウリツィオ・グッチ(創業者グッチオ・グッチの孫)が、90年代に妻と共謀して同家に波乱を巻き起こした末、殺害されたという血塗られた歴史はあまり知られてない。『ハウス・オブ・グッチ』は、その史実をアダム・ドライバーやレディガガを始めとするオールスターキャストで映画化した1作。ブランドとしての〈グッチ〉がどの程度関与したかは定かじゃないけど、現クリエイティブ・ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレの世界観を体現したような雰囲気が濃厚に漂っていて、実に興味深い。1月14日より公開。
リュミエール兄弟による世界初の映画興行と、レントゲン博士によるX線の発見は、同じ1895年に起こった。では、X線をはじめ、科学や医学は映画といかに交差してきたのか。そんな前人未到のテーマに、未知なる情報をいくつも盛り込みつつ挑んだ壮大な1冊。いやはや映画って奥が深い……。¥4,620/青弓社
マガジンハウスから徒歩4分、POPEYE編集部御用達の『京うどん きつね庵』。看板メニューはサバやカツオ、飛び魚がベースの透き通った出汁に、九条ネギと甘く煮た油揚げが入った京のきつねうどん。実は毎年お正月の時期だけ、お雑煮が入ったバージョンも登場する。旬の金時人参や、出汁が染みた揚げ餅などで食べ応え抜群。2022年も頑張れそうだ。
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京うどん きつね庵
日替わりおばんざい、サラダ、自家製ちりめん山椒ごはんが付いたセット(ランチ¥1,760)もあり。お雑煮うどんは1月31日まで。