『ロスト・ドーター』マギー・ギレンホール(監)を観る。

海辺の町にバカンスに訪れた中年女性が、ある母娘を目にしたことで、自身が母となったばかりの頃ののっぴきならない記憶を思い出すというヒューマンドラマ。母とは何か? はたまた親とは何か? そんな深い問いへと観る者を導く。ちなみに、『ダークナイト』でバットマンの彼女役を演じたマギー・ギレンホールの初監督作で、彼女自身が書いた脚本は2021年のベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞に輝いたのだが、それも納得のデキ。マルチな才能ってこういうことを言うんだなぁ。Netflixで独占配信中。
『ユーモア・スケッチ傑作展1』を読んで初笑い。

浅倉久志(著)
雑誌の黄金時代である20世紀、アメリカで洒落と皮肉が聞いた笑える読みものが花咲いた。このカルチャーを「ユーモア・スケッチ」と呼んで日本に紹介したのが、故・浅倉久志さんだ。そんな浅倉さんが翻訳した名作アンソロジー『ユーモア・スケッチ傑作展』に、単行本未収録作を追加したのがこちら。初笑いにうってつけ。¥2,200/早川書房