
リーマンショックですべてを失った中年女性が、車上生活者として各地をめぐりながら季節労働の現場を渡り歩く。“持たざる者”としての暮らしは大変なことこの上ないんだけど、その一方で、移動の自由を謳歌しまくる彼女の生き様に憧れてしまっている自分もいた。
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令和三年
2021
四月
Sunday
リーマンショックですべてを失った中年女性が、車上生活者として各地をめぐりながら季節労働の現場を渡り歩く。“持たざる者”としての暮らしは大変なことこの上ないんだけど、その一方で、移動の自由を謳歌しまくる彼女の生き様に憧れてしまっている自分もいた。
“ブラジルのヴァージニア・ウルフ”との通り名を持つ著者が綴るのは、「不幸であることを知らない」という一人の女性の物語。地方からリオのスラムにやってきた彼女は、コカコーラとホットドッグが大好きという設定もなんか素敵だし、ボサノバのジャケットのような表紙も洒落ている。¥ 2,695/河出書房新社
1953年にマリのディレ圏に生まれ、バマコ国立芸術院、そしてキューバのハバナのアルテ研究所で絵画を学んだ後、再びマリへ戻り現在はバマコを拠点に活動するアブドゥライ・コナテの日本初個展が、愛知県名古屋市の『STANDING PINE』にて開催!
長谷川友香の個展が「XYZcollective」にて開催。本展では、大衆が愛する”merchandise”をモチーフとして、独自の視点とユーモアや皮肉を交え、作品として新たな価値観をアウトプットする。
美術評論家の椹木野衣を企画・監修に迎え、独自の視点で選定したアーティストたちによる集合的活動にフォーカスした平成年間(1989–2019年)の美術を振り返る展覧会を開催。
“内面と外見の関係”という普遍的なテーマを問い続け、自らの姿や顔を被写体にし、ポートレイトの手法を軸に作品を制作してきた澤田知子の大規模個展が東京都写真美術館にて開催。
東日本大震災から10年となる2021年3月。当時、臨時の避難所にもなった本館では「想像力の喚起」という芸術の本質に着目し、”もはや「過去」”となりつつある厄災と今をつなぎ直そうとする作品群を紹介する。