『ドリームランド』マイルズ・ジョリス=ペイラフィット(監)

1930年代、テキサス州の田舎町で退屈な日常生活を送っていたうぶの青年の前に、突如として現れたのは銀行強盗のかどで指名手配犯となった妙齢の女で……って、なにその『拳銃魔』的展開! つまんないわけなかろうが。しかも、女を演じるのがマーゴット・ロビーなんだから、もはや言うことなし。4月9日より全国公開。
『乱歩とモダン東京 通俗長編の戦略と方法』

藤井淑禎(著)
江戸川乱歩が読者の心を鷲掴みにできたのは、あっと驚くミステリアスな物語展開巧のみにあらず。実は1930年代のモダンな東京を活写し、読者の憧れをかきたてたことも大きかったようだ。本書は乱歩のそんなシティボーイ的な側面を解明した一冊。¥1,650/筑摩書房
粟津潔展『expose2021 海亀と天使の手』 @スタジオ35分

グラフィックデザインの世界を飛び越え、絵画、イラスト、建築、舞台、映画美術、映像、執筆などジャンルやメディアにとらわれず、戦後日本のグラフィックデザインを牽引した粟津潔の展示が『スタジオ35分』にて開催!作品にたびたび登場するアイコンである”海亀と天使”が本展のテーマ。
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展「ストーリーはいつも不完全……」「色を想像する」@ 東京オペラシティ アートギャラリー

イギリスを拠点に活動し、国際的な注目を集めるライアン・ガンダーが手掛ける『東京オペラシティアートギャラリー』での収蔵品展。収蔵品は故寺田小太郎氏によるプライベート・アイ・コレクションであり、ガンダー×寺田小太郎の一対一の会話といえる展覧会。
Group Exhibition「Youth(仮)」@YKG / Yutaka Kikutake Gallery

奈良美智の原案のもと、世代や背景を超えたアーティスト達が"どうしても失うことのできない青春"をテーマに集ったグループ展。参加メンバーは中原正夫、奈良美智、上村洋一、谷口正造、ナタリー・ホーバーグ。青春、夢、恋、自身の在り方を示すエネルギー、社会システムに組み込まれていない存在が持つ自由な想像力が生み出すカオスと秩序を見に行こう。
Hiro Kurata & Koichi Sato「Mirrored」 @DYH

NY拠点の作家、Hiro KurataとKoichi Satoによる2人展が新宿区若葉の『DYH(Destroy Your Habits)』にて開催。 両作家ともに普段キャンバスを用いた制作をしているが、本展ではキャリアの中で初めて「紙」へのドローイング/ペインティング作品を発表。
Private Fiction @調理室池田

雑誌の企画でコラボレーション作品を制作したことによって開催することとなったアーティスト・小町渉と、写真家・草野庸子の2人展。会場である『調理室池田』は川崎市中央卸売市場にあるため、展示はその営業時間に合わせて朝7時〜13時で開催。
澤田知子 狐の嫁いり@東京都写真美術館

“内面と外見の関係”という普遍的なテーマを問い続け、自らの姿や顔を被写体にし、ポートレイトの手法を軸に作品を制作してきた澤田知子の大規模個展が東京都写真美術館にて開催。