【語り】羽田美智子,つぶやきシロー
『殺人者の記憶 デニス・ニルセンが残したテープ』マイケル・ハート(監)

デニス・ニルセンとは、イギリスでもっとも悪名高い実在の連続殺人鬼である。彼は5年にわたり、社会的弱者の若い男を家に誘い込んでは絞殺し、床板の下に隠していた。2018年に亡くなった彼は、自ら録音した250時間を超える未公開のカセットテープをはじめ、大量の記録を残していたという。本作は、独占入手したそれらの記録をとおして、スコットランドの平和な港町で育った少年が、なぜ殺人鬼になってしまったかを探るドキュメンタリーである。8月18日よりNetflixにて独占配信。
「Subsequence Bazaar」
雑誌『Subsequence』Vol.4の刊行を記念して、表参道「visvim」ストアにて、イベント「Subsequence Bazaar」が開催。誌面で紹介された国内外の作家陣の作品や製品の展示販売、『Subsequence』本誌とオフィシャルグッズの販売も行われる。
会期:8/28(土)~9/5(日)
時間:11:00~20:00
会場:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F
03-5468-5424
『「探偵小説」の考古学: セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』

レジス・メサック(著) 石橋正孝(監訳) 池田潤他(訳)
江戸川乱歩やヴァルター・ベンヤミンも魅了したという探偵小説論の古典だ。探偵小説はどこに起源を持ち、どのような紆余曲折を経て、ジャンルとして成立するに至ったのか……。それが膨大な文献を参照しつつ、まさに探偵小説のごときスリリングさで綴られる。800ページ以上あるので、この本が凶器になる探偵小説があっても不思議じゃない。¥9,680/国書刊行会
「シャレーオート」展 〜シャルロット・ペリアンとジョゼ・ザニーネ・カルダス 偉大な建築家、デザイナーが手掛けた家具〜
国内で世界中のヴィンテージモダン家具を展開する2つのギャラリー「ATELIER GALLERY」と「Objet d' art」が「ラグジュアリーな山小屋」をテーマに伊勢丹新宿店本館2階でエキシビジョンを開催。
フランスの建築家シャルロット・ペリアンとブラジルのデザイナー、ジョゼ・ザニーネ・カルダスの家具作品を中心に独自の空間コーディネートと展示販売が行われる。
会期:2021年8月25日(水)~9月5日(日)(12日間)
会場:伊勢丹新宿店本館2階
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1 Tel. 03-6276-5323
TOKAS Project Vol. 4 「道と根」@トーキョーアーツアンドスペース本郷

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)とクンストラウム・クロイツベルク/ベタニエンとの交流は今年で10周年。本展では、TOKASのレジデンス・プログラムに参加経験を持つドイツ拠点のアーティストを紹介。参加作家は杉藤良江、武田竜真、シンゴ・ヨシダ、マーティン・エブナー、ヨアヒム・フライシャー、ステファニー・ガウス。休館日等はHPで要確認。