「Subsequence Bazaar」
雑誌『Subsequence』Vol.4の刊行を記念して、表参道「visvim」ストアにて、イベント「Subsequence Bazaar」が開催。誌面で紹介された国内外の作家陣の作品や製品の展示販売、『Subsequence』本誌とオフィシャルグッズの販売も行われる。
会期:8/28(土)~9/5(日)
時間:11:00~20:00
会場:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F
03-5468-5424
『ベケット』フェルディナンド・シト・フィロマリーノ(監)

ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる男が旅行先のギリシャで陰謀に巻き込まれる。聞き慣れない監督だなぁと思って調べてみると、ルキノ・ヴィスコンティの曾甥孫というから驚いた。長編デビュー作『Antonia…』はイタリアの詩人アントニア・ポッツィの伝記映画だそう。彼女の詩はルカ・グァダニーノ監督の『君の名前で僕を呼んで』でも取り上げられていたが、フェルディナンド監督はルカ監督とかつて付き合っていたらしく、『君の名前で僕を呼んで』で第二ユニットの監督をしていたとか。で、本作ではルカがプロデューサーを務めている。要チェックな監督であることは間違いない。8月13日よりNetflixにて独占配信。
『「探偵小説」の考古学: セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』

レジス・メサック(著) 石橋正孝(監訳) 池田潤他(訳)
江戸川乱歩やヴァルター・ベンヤミンも魅了したという探偵小説論の古典だ。探偵小説はどこに起源を持ち、どのような紆余曲折を経て、ジャンルとして成立するに至ったのか……。それが膨大な文献を参照しつつ、まさに探偵小説のごときスリリングさで綴られる。800ページ以上あるので、この本が凶器になる探偵小説があっても不思議じゃない。¥9,680/国書刊行会
「シャレーオート」展 〜シャルロット・ペリアンとジョゼ・ザニーネ・カルダス 偉大な建築家、デザイナーが手掛けた家具〜
国内で世界中のヴィンテージモダン家具を展開する2つのギャラリー「ATELIER GALLERY」と「Objet d' art」が「ラグジュアリーな山小屋」をテーマに伊勢丹新宿店本館2階でエキシビジョンを開催。
フランスの建築家シャルロット・ペリアンとブラジルのデザイナー、ジョゼ・ザニーネ・カルダスの家具作品を中心に独自の空間コーディネートと展示販売が行われる。
会期:2021年8月25日(水)~9月5日(日)(12日間)
会場:伊勢丹新宿店本館2階
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1 Tel. 03-6276-5323
TOKAS Project Vol. 4 「道と根」@トーキョーアーツアンドスペース本郷

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)とクンストラウム・クロイツベルク/ベタニエンとの交流は今年で10周年。本展では、TOKASのレジデンス・プログラムに参加経験を持つドイツ拠点のアーティストを紹介。参加作家は杉藤良江、武田竜真、シンゴ・ヨシダ、マーティン・エブナー、ヨアヒム・フライシャー、ステファニー・ガウス。休館日等はHPで要確認。
「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展@銀座メゾンエルメス フォーラム

光や動力を取り込んだキネティック・アートやオプ・アートの先駆的存在で、公共の場における観客の参加を促す作品を展開した視覚芸術探究グループ(GRAV)の設立メンバー、そして、活動初期から継続する色の可能性を探求した幾何学的な抽象画で知られるジュリオ・ル・パルク(1928年アルゼンチン、メンドーサ生まれ)による日本での初めての個展「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展が銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。またとない機会なのでぜひ足を運ぼう。休館日等はHPで要確認。