毎週水曜日は『ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision』の更新日。
上出遼平さんがディレクター兼プロデューサーを務めるポッドキャスト『ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision』
「シャレーオート」展 〜シャルロット・ペリアンとジョゼ・ザニーネ・カルダス 偉大な建築家、デザイナーが手掛けた家具〜
国内で世界中のヴィンテージモダン家具を展開する2つのギャラリー「ATELIER GALLERY」と「Objet d' art」が「ラグジュアリーな山小屋」をテーマに伊勢丹新宿店本館2階でエキシビジョンを開催。
フランスの建築家シャルロット・ペリアンとブラジルのデザイナー、ジョゼ・ザニーネ・カルダスの家具作品を中心に独自の空間コーディネートと展示販売が行われる。
会期:2021年8月25日(水)~9月5日(日)(12日間)
会場:伊勢丹新宿店本館2階
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1 Tel. 03-6276-5323
『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介(監)

ェスティバルで評価されまくっている濱口竜介監督が、なんと村上春樹の同名短編小説を映画化。本作もつい先日、カンヌ国際映画祭で日本映画としては史上初となる脚本賞を含む4冠に輝いた。妻を亡くした舞台演出家兼俳優の男が、広島の演劇祭で彼の運転手を務めることになった少女との交流を通して、喪失感を癒していく……というのがあらすじではあるが、それでは語りきれない魅力的な細部の宝庫である。特に、頬を伝う目薬のしずくから本当の涙へ、という“イメージのバトン”にはマジでしびれた。8月20日より全国公開。
『闘争と統治 小泉義之政治論集成 II』

小泉義之(著)
舌鋒鋭い筆致で現代をとりまくあらゆる問題の根源をえぐってきた著者の論考集。この本では資本主義、環境問題、人工知能、死刑制度、天皇制などが議論の俎上にあがり、目からウロコが1000枚くらいは落ちること必至の考え方が示される。特に、グレタ・トゥーンベリについて書かれた「天気の大人」は、タイトルや『アベンジャーズ』が取り上げられるあたりも含めて、とても刺激的。¥2,860/月曜社
TOKAS Project Vol. 4 「道と根」@トーキョーアーツアンドスペース本郷

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)とクンストラウム・クロイツベルク/ベタニエンとの交流は今年で10周年。本展では、TOKASのレジデンス・プログラムに参加経験を持つドイツ拠点のアーティストを紹介。参加作家は杉藤良江、武田竜真、シンゴ・ヨシダ、マーティン・エブナー、ヨアヒム・フライシャー、ステファニー・ガウス。休館日等はHPで要確認。
「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展@銀座メゾンエルメス フォーラム

光や動力を取り込んだキネティック・アートやオプ・アートの先駆的存在で、公共の場における観客の参加を促す作品を展開した視覚芸術探究グループ(GRAV)の設立メンバー、そして、活動初期から継続する色の可能性を探求した幾何学的な抽象画で知られるジュリオ・ル・パルク(1928年アルゼンチン、メンドーサ生まれ)による日本での初めての個展「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展が銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催。またとない機会なのでぜひ足を運ぼう。休館日等はHPで要確認。