メヒコの衝撃―メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる @市原湖畔美術館

メキシコのスペインによる征服から500 年、独立から200 年にあたる今年、市原湖畔美術館が「メヒコの衝撃―メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる」を開催。 本展は、日本とメキシコの交流の歴史を繙きながら、メキシコの歴史・風土・人・芸術に衝撃を受け自らの表現に向きあってきた8人のアーティストに焦点を当て、メキシコの何が彼らを惹きつけたのか、そのメキシコ体験を多角的に解き明かす展覧会。
『スーパーノヴァ』ハリー・マックイーン(監)

ピアニストのサムと作家のタスカーは20年連れ添っているおしどりカップルだ。2人の関係性はこんなシーンからも手に取るように伝わってくる。サムが運転する車で移動中の2人。タスカーは道を確認すべく紙の地図を開く。「ナビを使えばいいのに」と眉をひそめるサム。しばしの沈黙の末、タスカーが口を開いていわく、「ん、何の音だ? 私が君を無視する音だ」。2人、笑う……みたいな。しかし、そんな幸せな日々は、タスカーが不治の病に侵されていることが発覚して一転。2人が下した決断には涙がこぼれた。7月1日より全国順次公開。
『魔術の書』

DK社(編)、池上俊一(監)
何とまぁ刺激的なタイトルだこと! と思ってページをめくれば、いかにして魔法や魔術が生まれ、現代のウィッカ信仰やオカルトまで至ったのかの歴史の流れが、豊富な図版や写真で解説される。それによれば、人類はその誕生のときから災害や疫病に苦しみ、解決しようともがいてきたわけだが、そのひとつの答えが魔術だったらしい。人はいつの時代も何かにすがらないと生きていけなかったんだなぁ。ってことは、スマホは現代の魔術かも?¥4,180/グラフィック社
佐藤純也 : ただ一枚の絵 @青山目黒(ショーウィンドーにて)

作家・佐藤純也が2011年に10年後に展示することを想定して制作した絵画を『青山目黒』のショーウインドーにて、インスタレーションとして公開。展示される絵画は一点のみ。※場所はこちら→東京都目黒区上目黒2−30−6