LIFESTYLE

お邪魔します!世界の部屋 / PARIS

8都市10部屋、みんな違って、みんなとことん個性的。

2022.02.27(Sun)

photo: Mari Shimmura
illustration: Kazuhiro Ishihara
coordination: Masae Takanaka
edit: Hiroko Yabuki
2022年3月 899号初出

いい部屋にはいい本棚がある。
マンガからフィギュアまで、まるで頭の中を覗いているようだ。

Jean JullienーArtist / Illustrator
ジャン・ジュリアン|1983年、ブルターニュ・ナント生まれ。18歳でカンペールへ移住。その後、ロンドンのセントラル・セントマーチンズ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、2019年からパリを拠点に活動。昨年東京のパルコミュージアムトーキョーで大規模な個展が開かれた。6月には『Galerie Italienne』でエキシビションが開催される予定。
本棚は〈habitat〉の「Camus」モデル。「以前は床に本を積み重ねていたんだけど、並べたほうが断然いい。うっとりしちゃうよ」

 3年前にロンドンから拠点を移したジャン。1年がかりで探したこのアパルトマンは「パリに住むならこういう家」と思い描いた理想どおりで、朝は家族が集まるリビング、午後は寝室にと一日中光が差し込む。その快適な空間の一番目立つ場所には、最近買った大きな本棚が。「クリーンなデザインで本の装丁が引き立つ。バンド・デシネ(フランス版漫画)や画集の背表紙のタイポがよく見えて嬉しい!」。本棚に限らず家具は直線的なラインが好みで、アレキサンダー・ジラードをリスペクト。一方でエンツォ・マーリやサヴィニャック、猫や犬、海老みたいな自作のアニマルモチーフが混在していて、独特のおもちゃ箱感。ジャン・ジュリアンワールド全開だ。

リビングのエンツォ・マーリのポスターは妻のサラからの贈り物。「控えめながら強いビジュアルはさすがだね」。Paulo Mendes da Rochaのアームチェアをソファの対面に置いた。コーヒーテーブルは〈Knoll〉でアレキサンダー・ジラードのデザイン。

-CHILDREN’S ROOM-

DIYショップで買ったテーブルを黄色にペイントしておもちゃ置き場に。自作のモンキーや子供たちが描いた絵もかわいいね。天井に吊るされていたのは何やらダンボール素材のオブジェ。手作りの宇宙基地なんだって。

-HALL-

〈Case Studyo〉で販売している自作の「Dog Bench」を靴置き場に。ベンチ下に靴っていいアイデア。
棚にはアレキサンダー・ジラードが〈ヴィトラ〉のために制作した木工オブジェ「Wooden Dolls」や鎌倉のブリュワリー〈ヨロッコビール〉のガラスマグも。
こちらは寝室の暖炉。「〈イームズ〉のハウスバードは残念なことに子供に嘴を壊されちゃった」
リビングの暖炉の上にはブルターニュの老舗陶器メーカー〈Henriot Quimper〉とコラボした花瓶や、家族からのメッセージカードが。

-BEDROOMS-

-KITCHEN-

House Layout

AREA |パリ9
SPACE |3LDK  125
REMARKS |パリジャンに人気のサウスピガール地区にある、19世紀のオスマニアン建築の建物。3年前にロンドンから移り住み、妻のサラと2人の息子と暮らしている。

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