いい部屋にはいい本棚がある。
マンガからフィギュアまで、まるで頭の中を覗いているようだ。

Artist / Illustrator
ジャン・ジュリアン|1983年、ブルターニュ・ナント生まれ。18歳でカンペールへ移住。その後、ロンドンのセントラル・セントマーチンズ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、2019年からパリを拠点に活動。昨年東京のパルコミュージアムトーキョーで大規模な個展が開かれた。6月には『Galerie Italienne』でエキシビションが開催される予定。
3年前にロンドンから拠点を移したジャン。1年がかりで探したこのアパルトマンは「パリに住むならこういう家」と思い描いた理想どおりで、朝は家族が集まるリビング、午後は寝室にと一日中光が差し込む。その快適な空間の一番目立つ場所には、最近買った大きな本棚が。「クリーンなデザインで本の装丁が引き立つ。バンド・デシネ(フランス版漫画)や画集の背表紙のタイポがよく見えて嬉しい!」。本棚に限らず家具は直線的なラインが好みで、アレキサンダー・ジラードをリスペクト。一方でエンツォ・マーリやサヴィニャック、猫や犬、海老みたいな自作のアニマルモチーフが混在していて、独特のおもちゃ箱感。ジャン・ジュリアンワールド全開だ。

-CHILDREN’S ROOM-


-HALL-




-BEDROOMS-


-KITCHEN-


House Layout

AREA |パリ9区
SPACE |3LDK 125㎡
REMARKS |パリジャンに人気のサウスピガール地区にある、19世紀のオスマニアン建築の建物。3年前にロンドンから移り住み、妻のサラと2人の息子と暮らしている。