カルチャー

☑️今週末のTO DO LIST

面白いことはすぐチェック。予定を埋めてエンジョイ!

2022年2月5日

cover design: Kazuma Mikami
text: Keisuke Kagiwada(movie&book)
edit: Ryoma Uchida

 明日2月6日は「お風呂の日」らしい。寒さも厳しい今日この頃、ゆっくりとお湯に浸かりながら週末の過ごし方を考えるのもありかも。


☑MOVIE

『ギャング・オブ・アメリカ』エイタン・ロックアウェイ(監)を観る。

(C)2021 MLI HOLDINGS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

マイヤー・ランスキーを知っているだろうか。殺し屋集団「マーダー・インク」を率い、禁酒法時代から半世紀にわたりアメリカの暗黒街に君臨してきた、実在のギャングスタだ。本作は作家のストーンによるランスキーへのインタビューをとおして(「俺が生きているうちは誰にも読ませるな」という条件つき)、その血塗られた生涯が明かされるという構造なのだが、ハーヴェイ・カイテル演じる年老いたランスキーが、もう姿から声まで激渋でヤバい。監督の父はランスキーにインタビューした経験があり、ストーンは彼がモデルになっているという。こんな人にインタビューするなんてどんだけ怖いもの知らずなんだ……。2月4日より公開。


☑TV&RADIO

2月5日(土)20:30〜TBSラジオ『ダイアンのTOKYO STYLE』を聴く。
ダイアン初の関東ローカル冠番組が先月からスタート。二人のかけあいが楽しい。

こちらの記事もあわせてどうぞ!

ユースケ(ダイアン)さんによるタウントーク(1月)

2月5日(土)24:59〜NHK BSプレミアム『シネマ「Love Letter」』を観る。
岩井俊二監督の長編劇映画デビュー作がNHK BSプレミアムで放送。土曜の夜更かしのお供になりそう。(1995年 / 日本 / 岩井俊二(監))

2月6日(日)17:00〜BSテレ東『飯尾和樹の「ずん喫茶」』を見る。
喫茶店が大好きなずんの飯尾和樹による喫茶店めぐり旅。今回は高田馬場エリアへ。飯尾さんの出てる番組にハズレなしだよね。


☑BOOK

『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』を読む。

『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』
ジョン・ウォーターズ(著)、柳下毅一郎(訳)

キング・オブ・バッドテイストこと映画監督のジョン・ウォーターズは、66歳にしてアメリカ横断ヒッチハイク旅行を決意。本書はその予行演習として書き上げたという、想像しうる最良ヴァージョン&最悪ヴァージョンを描いた2編のフィクションと、実際の旅路を綴ったノンフィクションで構成される。いやー、アメリカでヒッチハイクなんてするもんじゃないね。国書刊行会/¥2,860

『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』を読む。

『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』
つやちゃん(著)

これまでほとんど顧みられることがなかった日本における女性ラッパーたちの功績を称えると同時に、ジェンダー問題にも切り込んだ評論集。RUMI、MARIA(SIMI LAB)、Awich、ちゃんみななどなどが取り上げられ、ValkneeとCOMA-CHIへのロングインタビューも収録。まさに今の時代に必要な1冊だ。DU BOOKS/¥2,420


☑ART

A SPELL TOO FAR @gallery commune

NY在住のアーティストLina Sun Parkと写真家David Brandon Geetingによる展示が幡ヶ谷の『gallery commune』で開催中! このコラボレーション作品は、彼らが“超越的アート&クラフト”と言うように奇妙で夢のような世界が展開されている。上海の出版レーベル兼スタジオからリリースされた作品集『A Spell Too Far』も合わせて鑑賞したい。

会期:2022年 1月22日(土)〜2月13日(日)・木曜定休
会場:gallery commune 東京都渋谷区西原1-18-7
時間:平日14:00〜20:00、土日祝13:00 〜 18:00

第14回恵比寿映像祭「スペクタクル後」@東京都写真美術館

今年で第14回目となる恵比寿映像祭のテーマは「スペクタクル後」。コロナ禍でSNSや動画配信サービスを使って映像に触れる機会が一段と増えた。かわいい猫から物騒な事件の映像までが渾然一体となってタイムラインに流れてくる今だからこそ、そもそも「映像」って何なのか、能動的に考えることが大事になってくるのかも。イベントも目白押し!

会期:2022年2月4日(金)〜2月20日(日)の15日間・月曜休館
会場:東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連絡各所ほか
時間:10:00〜20:00(最終日は18:00)入館は閉館の30分前まで
入場:無料(3階展示室、定員制のプログラム、一部のオンラインプログラムは有料)