カルチャー

☑️今週末のTO DO LIST

面白いことはすぐチェック。予定を埋めてエンジョイ!

2022年5月7日

cover design: Kazuma Mikami
text: Keisuke Kagiwada
(movie&book)
edit: Ryoma Uchida

今週末はGW延長戦。終わりよければ全てよしということで、特別な休日になるようなおすすめコンテンツを一気に紹介!


☑MOVIE

『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』
フィリップ・ファラルドー(監)を観る。

『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』
9232-2437 Québec Inc – Parallel Films (Salinger) Dac (C) 2020 All rights reserved.

エバーグリーンな輝きを放つ青春文学の金字塔、『ライ麦畑でつかまえて』を書いたJ.D.サリンジャーがどんな人だったかを知る人は少ない。なぜなら、ほとんど人前に姿を見せなかったから。そんな中、90年代のNYには彼と綿密なコミュニケーションをとっていた会社があったという。彼を擁する老舗エージェントがそれ。本作は作家を夢見ながら、同社でアシスタントとして働くことになった若い女性ジョアンナとサリンジャーの対話(電話での)を描く、実話に基づく一作。彼が発する味のある言葉は、まだ何者でもないすべての若者の心にもきっと響くはず。5月6日より全国公開。

『君と一緒に過ごした夏』
ソフィア・アルバレス(監)をNetflixで観る。

『君と一緒に過ごした夏』
ALONG FOR THE RIDE (2022) Belmont Cameli as Eli and Emma Pasarow as Auden. Cr: Emily V. Aragones/NETFLIX

Netflix配信作『好きだった君へ』シリーズの脚本で頭角を現した、ソフィア・アルバレスの初監督作品。海辺の街で出会ったティーンエージャーの男女(どちらも不眠症に悩まされている)が、毎晩冒険を繰り広げる中で互いに惹かれ合い、不安の多い人生に差し込む一筋の光を見出すという、王道の青春映画だ。5月6日よりNetflixで独占配信。


☑TV&RADIO

5月7日(土)20:30〜TBSラジオ『ダイアンのTOKYO STYLE』を聴く。

先週放送の『あちこちオードリー』にて言われていた「ダイアンはお笑いの完全体」の意味がよくわかるラジオ。

こちらの記事もあわせてどうぞ!

ユースケ(ダイアン)さんによるタウントーク(1月)

5月8日(日)9:00〜NHK Eテレ『日曜美術館「まなざしのヒント メトロポリタン美術館展」』

METガラの開催も話題だったメトロポリタン美術館の名品展がここ日本で開催中。今週の『日曜美術館』はそんな西洋美術を楽しむための特別授業。漫画家の荒木飛呂彦先生も講師役で登場するそうなので楽しみ。

5月8日(日)先週放送分のJ-WAVE『RADIO SAKAMOTO』をRadikoで聴く。

坂本龍一がナビゲートする2ヶ月に1度のラジオ番組『RADIO SAKAMOTO』。うっかり聴きそびれた先週放送分を視聴してからでないと5月が始まらない!


☑BOOK

『服 服 服、音楽 音楽 音楽、ボーイズ ボーイズ ボーイズ』を読む。

『服 服 服、音楽 音楽 音楽、ボーイズ ボーイズ ボーイズ』
『服 服 服、音楽 音楽 音楽、ボーイズ ボーイズ ボーイズ』
ヴィヴ・アルバーティン(著)、川田倫代(訳)

70年代のUKパンクロック・ムーブメントに、女性バンドとして一石を投じたザ・スリッツ。本書はそのギタリストである、ヴィヴ・アルバーティンの回顧録だ。マイク・ミルズは現在公開中の『カモン カモン』の脚本執筆中に本書を読んでおり、主人公の妹の名前をヴィヴにしたという。そんなこんなも含めて今こそ読みたい1冊。¥4,620/河出書房新社


☑ART

ハンネ・ダルボーフェン「Fuchs du hast die Gans gestohlen / Fox, You Stole the Goose」
@TARO NASU

ハンネ・ダルボーフェン
Fuchs du hast die Gans gestohlen, 1990 © Hanne darboven Stiftung, Hamburg VG Bild-Kunst, Bonn / DACS, London 2021 Courtesy Sprüth Magers Photography: Thomas Müller

1941年のドイツに生まれたハンネ・ダルボーフェンは、2009年に没するまで一貫して時間概念の表現を模索し続けてきた。時間とは普遍的なものではなく、あくまで私たちの主観的な概念にすぎない。そんなメッセージを反復と変換という数式的なアイディアで可視化しているのだ。ぜひ実物を見て体感したい。

会場:TARO NASU
会期:2022年4月12日(火)〜5月14日(土)
休館日:日月祝、4月29日(金)〜5月5日(木)は休廊
時間:11:00〜19:00
入場:無料